SSブログ

ボランティアバス_宮城61便 (Dec.23-25,2011) [Diary]

ボラバス宮城61便.jpg
 

 神奈川災害ボランティアネットワーク(KSVN)の今年最後のボラバスで宮城県女川町に行ってきた。23日夜9時横浜出発、25日朝5時帰着の車中2泊、現地1泊の旅。僕とって今回で6度目のボラバスだが、今回はクリスマスイブに開催される運動会のお手伝いということで、はじめてのガテン系でないボランティア。5000人の町民の6割が仮設住宅で暮らすという女川町の小中学生と親御さん、お年寄りが、10月まで避難所として使われていたという体育館にたくさん集まり盛大なイベントだった。(上の写真は、サンタのスタッフ衣装をまとった神奈川チーム。KSVNホームページより)

  
 被災地では震災で運動会などの地域行事が中止されたことから、サッカーの松井大輔選手が中心となって運動会復活プロジェクトを発足、多くの団体や企業の支援を得て開催された運動会だった。松井選手の他にも、駒野、槙野、伊野波、安田ら海外やJリーグで活躍する選手に加え、棒高跳びの沢野大地選手も参加、子供たちは大喜びだった。その日の石巻日日新聞にさっそく記事になっていた。(石巻日日新聞⇒http://www.hibishinbun.com/
 
 
 

 神奈川から参加したボラバスチームは、体力測定班と、炊き出しのお手伝いの班に分かれて活動。参加者にカレー、豚汁、お汁粉などを運ぶ炊き出し班に加わったが、昼食時はてんてこまいの忙しさで、供給が追いつかなくなるほどだった。しかし、ボランティアに参加する人たちの知恵とチームワークにはいつも感心させられる。今回も、運ぶトレーが少ないとみるや、ダンボールの箱を利用して俄かトレーをいくつも作りだし、これがデリバリーに大いに役立った。
 我々ボランティアは体育館での競技や、サッカーのミニゲームなどを観戦することはできなかったが、子供たちの笑顔と元気な姿にたくさん接し、はじめて、人と触れ合うことができた貴重なボランティア経験となった。

 
 午後4時半運動会の後片付けをすませ、現地を出発したボラバスは、石巻市内にある「がんばろう!石巻」の看板の前に停車して全員で黙祷を捧げた。

がんばろう石巻.jpg
 
 行き帰りに通過した石巻市内や女川町の海沿いの道いたるところに地震と津波の爪あとがくっきり残っていた。震災から9ヵ月経過しながらも取り残されたようになっている場所を見ながら、復興にはまだまだ長い時間がかかることを実感した。これからも何らかの形で復興のためのお手伝いに関わっていきたいと思います。
 ※神奈川災害ボランティアネットワークのHP⇒http://ksvn.jp/
   
  

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
カルロスヤベッチ

先日は、お世話様でした。あの時言っていた、ボラバス出動してきたのですネ。お疲れ様でした。。
WANさんの前向きな活動には、本当に頭が下がる思いです。
いろいろあった2011も、もうすぐ終わりです。新しい年、WANさんの更なるご活躍を祈っております。お店のホーも、頑張ってほしいです!!
by カルロスヤベッチ (2011-12-25 17:56) 

celica

WANさんの被災地復興ボランティアも、これで6回目とは、本当に頭が下がります。寒い中、被災地の皆さんに温かい気持ちが伝わったことと思います。
by celica (2011-12-25 19:26) 

茨木童子

6度も現地入りされ、本当にご苦労さんでした。夏場と違い東北の冬は私には想像もつかぬ寒さと思いますが、そんな中、女川の皆さんに元気を
取り戻してもらうための、ボランテア頭が下がります。
by 茨木童子 (2011-12-26 12:13) 

WAN

>カルロスヤベッチさん

先日はお会いできて嬉しかったです。今年最後のボラバス、楽しかったですよ。一人ひとりの力は小さくても、みんなで力を合わせれば何かできる、そんなことを実感した2011年でした。新しい年はさらに前に進めるよう、お手伝いを続けていきたいです。

>celicaさん

ありがとうございます。今回のボランティアは、子供たちの笑顔や現地の方々からいただいた「ありがとう」に、こちらが元気をいただいて帰ってきました。

>茨木童子さん

やはり東北は寒いですね。凍えるような寒さの中でも、みんあ頑張っていらっしゃる。少しだけでも東北の寒さを体で感じることができてよかったと思います。
by WAN (2011-12-26 16:34) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。