中川五郎ライブ@二俣川SOMEDAY (Nov.20,2011) [Music]
このあいだの日曜日(11月20日)は、横浜二俣川駅近くにあるライブ&バーSOMEDAYで中川五郎さんのライブがあり、「どんべえとその七味」で前座をつとめさせていただきました。
きっかけは、7月にこのお店で友人が企画したイベントに出演して「どん七」の持ち歌を唄ったところ、マスターの守之介さんから「11月20日に中川五郎さんのライブをやるけど出ませんか」とのお話をいただいたもの。その日はちょうど父の一周忌の法事をやることが決まっていたので一瞬迷ったのですが、法事は昼間でライブは夜、しかもこんなチャンスはこの先ないだろうと思って、出演させていただくことになったのでした。
前日の台風のような風雨が嘘のように晴れあがった日曜日、一周忌の法要も滞りなく済み、お昼の会食では極力お酒を控え、自宅に戻ってから楽器を車に積み込み二俣川に向かいました。この日は第3日曜日で、相鉄線二俣川駅コンコースでは「ハートフルコンサート」と名付けられたフリーコンサートが開催されていました。このコンサートは二俣川駅とSOMEDAYが共催して続けられている催しで、今回で62回目になります。中川五郎さんも4組中最後に出演、僕が着いたときはちょうどラストの曲『ビッグ・スカイ』を唄っているときでした。どんな場所でも全力投球は五郎さんの真骨頂、客席を大いに盛り上げてフィナーレを迎えました。
夜の開演まで「どん七」はカラオケBOXで、「その七味」のこの日の増量メンバーであるじゅんこさんと練習。一年ぶりに合わせる曲もあったりして必死でした。またたく間にライブの開演時刻7時30分に。トップバッターで登場です。
演奏曲目は、『八幡の子守唄』、『雪』、『銀色のランナー』、『どこにいればいいんだろう』、『おいで一緒に』、『太陽をとれ』、『花はどこへ行った』、なんとアンコールまでいただき『しあわせ運べるように』を唄い終了しました。
中川五郎さんもカウンターでワインをグビグビやりながら我々の演奏にじっと耳を傾けてくれていました。しかも、同じくカウンターで聴いていてくださったのが、この日五郎さんのサポートを務めた柳田ヒロさんと伊東正美さんだったのです。お二人の顔を知らなかったもので、あとからお名前を知りました。こんな素人の演奏をずっと聴かせていたなんて、今思い起こしても冷や汗ものです。
次に、キューピーさんという、普段はパンクロックバンドのVocalをしている方がオリジナルのブルースなどをソロで披露、自分の世界を持っているしギターも唄も味がある。CDも出しているし、ライブも11月だけで10本とか言っておられました。
9時半を過ぎてからようやく待ちに待った五郎さんの登場です。中川五郎さん目あてにSOMEDAYに来られた方にはホント待ち遠しかったでしょうね。五郎さんてっきり一人だけで演奏するのかと思っていたら、先に書いた柳田ヒロさんがピアノを、伊東正美さんがギターとマンドリンを弾いて、こんな小さなライブハウスでなんとも贅沢なセッションが実現。五郎さんの唄と演奏にも一段と力がこもっていました。MCでも唄の背景や自分の想いを丁寧に説明、唄にこめられたメッセージが明確に伝わってくる。本当のフォークシンガーだとあらためて感じました。
中川五郎さんのセットリスです。
『主婦のブルース 2011』『恋人よベッドのそばにおいで』『ミスター・ボージャングルス』『For a Life』『祝婚歌』『腰まで泥まみれ』
本当はもっと聴きたかったし、ご本人も曲を用意されていたんですが、11時以降は音が出せないということでここまででした。 前座のバンドがよけいでしたね^^; でも、同じライブで唄わせていただけたことは、心の糧としてずっと残りつづけることと思います。中川五郎さん、ありがとうございました! また、今回このような機会を与えていただいたSOMEDAYのマスター守之介さん、ありがとうございました! そして、おいでいただいた皆さん、ありがとうございました!
「がんばっぺ東北」チャリティコンサート@高輪区民ホール (Oct.23,2011) [Music]
東北被災地応援団 白金支部、HPによれば「東京都港区の白金を本拠地とし、東日本大震災で被災した地域や被災者に対し、現地でコミュニケーションをとりながら、困っている人達への支援活動を行うために立ち上げました。東日本大震災による地震津波の被害が甚大な地域への支援を目的とし、現在は宮城県牡鹿郡女川町での活動を主としています。」(http://onagawa.e-ouen.jp/index.html)とあります。
彼らが中心となって開催された東日本大震災チャリティコンサートに、メンバーの一人であるYUKAさんから声をかけていただき「どんべえとその七味」で出演させていただきました。会場は、東京メトロ「白金高輪駅」直結の「高輪区民センター 区民ホール」。日曜日の午前11時から午後6時の7時間にわたり、フラダンスあり、合唱あり、楽器演奏ありのバラエティに富んだ構成の中に、リグレッツ、BUN益田、Love Music Togetherの「酔弦」つながりのミュージシャンを加えたホールでのコンサートと、ロビーでの震災報道写真展示、女川町の手作り洋裁小物の配布など、チャリティコンサートにふさわしいイベントが展開されました。
どんべえとその七味は、今回3名での参加。30分の持ち時間を使って、つぎの6曲を唄いました。『どこにいればいいんだろう』『おいで一緒に』『しあわせ運べるように』『走れ!ボラバス』『太陽をとれ』『明日に向かって』。ホールでの演奏、しかも楽屋まで使用できるなんて畏れ多いくらいの”待遇”に若干ビビリながらも、このイベントの趣旨に沿い、少しでも盛り上げるために力一杯唄わせていただきました。応援に来て下さったみなさん、ありがとうございました!
何よりも、このイベントを成功させたのは、主催の尚礼会町会のみなさんであり、共催の東北被災地応援団 白金支部のみなさんたちだと思います。準備期間も短い中で、立派なポスターやチラシの制作、事前リハーサルの実施、当日は裏方としてたくさんの方々が朝早くからそれぞれの持ち場で任務を遂行されていました。運営スタッフの皆さん一人ひとりの東北被災地を思いやる優しい心と熱い情熱がこのイベント全体の雰囲気を作りだし、出演した我々はそんな心に支えられて気持ちよくステージに立つことができたのだと思います。
この日の夜、近くの中華料理店で催された打ち上げ会は、イベントの成功を祝って大いに盛り上がりました。飲めや歌えの大騒ぎの中で、今回新たに知り合えた想いを同じくする方々との出会いをこれからもずっと大事にしたいと、つくづく感じた夜でした。(車を運転して帰らなければいけなかったので、お酒に酔えなかったのだけが残念なことではありましたが・・・^^;)
なお、今回集まった募金は、女川町への支援物資や炊き出し材料などの資金に充てられ、11月末には現地への訪問が予定されているそうです。また、来年早々には現地でのライブも含めたイベントも企画されているようです。
※この日のステージの模様(一部)
SOMEDAYライブ (Oct.19,2011) [Music]
最寄り駅である相鉄線・鶴ヶ峰駅の一つ隣、二俣川駅のすぐ近くにあるSOMEDAYというLive&Barは今月8周年を迎えました。ちいさなライブハウスですが、有名なミュージシャンも多数出演され、ここからメジャーデビューした方も何人かいらっしゃるというお店です。そんなお店に昨日は、「どんべえとその七味」が出演させていただきました。きっかけは、以前ここで友達が主催するイベントに出たことがあり、マスターから声を掛けていただいたものですが、出演2組それぞれ1時間ずつ演奏するというライブ。こんな長時間演奏するのは初めてですし、ライブチャージを払ってまで聴きにきていただけるのか、と不安一杯でしたが、それでも一応練習は重ねて臨みました。
8時からスタートのライブには、以前参加したことのある太極拳講座の先生がお仲間と一緒に来られたり、ボランティアバスで一緒だった仲間や、中学の同級生、ご近所の方々らが来てくださり満席、補助席を用意するほどでした。
1st Stageは、堀勇人さんという井上陽水のカバーをしているシンガーが1時間。声、ギター、雰囲気すべて陽水そっくりで、客席に大受け。特に女性陣のハートにしっかりストライクを投げ込んだ感じでした。
対する2nd Stage「どんべえとその七味」は、この日聴きに来てくださった方のほとんど知らない曲を演奏。アルコールも回りほろ酔い加減のお客様の耳にはたしてどのように聴こえているのか、演奏している最中は必死で考える余裕すらありませんでしたが、手拍子をいただいたり、一緒に唄っていただいたり、振付つきの曲もみんなで盛り上げてくれて、アンコールを含めて何とか最後まで走りきることができました。最後まで席を立たずに温かく見守ってくださったみなさんに感謝です。
昨日のセットリストです。学生時代に覚えた知られざる名曲や、ナターシャセブンナンバー中心の選曲でしたが、後半はやはり東日本大震災を強く意識した選曲になりました。
1 八幡の子守唄 (京都伝承歌)
2 太陽の子 (オリジナル)
3 朝の雨 (詞・曲 G.ライトフット)
4 外山節 (岩手県民謡)
5 銀色のランナー (詞 渡辺善行 曲 坂庭省悟)
6 どこにいればいいんだろう (詞 高石ともや 曲 A.P.カーター)
7 しあわせ運べるように (詞・曲 臼井真)
8 走れ!ボラバス (オリジナル)
9 雪 (詞・曲 横山作栄)
10 太陽をとれ (原詩 熊谷克治 詞 金沢祐一 曲 PPM)
11 明日に向かって (詞・曲 島田勉)
アンコール 生命(いのち) (詞 きたやまおさむ 曲 和幸)
※ここ二俣川SOMEDAYで来月11月20日に中川五郎さんのライブが予定されていますが、そのOAとして、”どん七”また唄わせていただくことになりました。楽しみです。
「昼下がりのFOLKコンサート -道‐season4」@さいたま市文化センター(Oct.09,2011) [Music]
今年も盛り上がって終わりました!みなみ・サロンの運営委員のみなさん、毎年PAを担当してくださるF井さん、応援に駆け付けてくださったみなさん、そして出演されたみなさんに、「お疲れさまでした。そしてありがとうございました!」
「みなみ・サロン」という、さいたま市南区まちづくり大学の中の講座に会員登録されている方は、出演する我々よりご高齢の方がほとんどで、講座の中の一プログラムとして参加されている方も多いと思われますが、そんな参加者のみなさんが熱心に耳を傾け、つまらないギャグにも笑ってくれて、あるときは涙を流しながら聴いてくださる、そんな雰囲気が我々のモチベーションを高め、毎年思い入れの深いコンサートとして位置づけられるようになっています。4つのバンドが毎年新曲を仕込み、練習を重ねて臨む本番は、自分たちの出番さえなければお客としてずっと聴いていたいくらいです。
今期の「みなみ・サロン」には共通テーマとして「道」というコンセプトが掲げられていますが、運営委員長の「出演者・講座参加者いずれも人生経験豊かな方々ばかりですので、『人生=道』ということで、歌に反映された『歴史・時代=道』もあるでしょうし、共通性を作りやすいと思いました。『昼下がりのFOLKコンサート』の場合、作者(作詞・作曲者)のことなどもいつものように語って(説明して)頂きながら、出演者と参加者の交流を進めていただければと思います。」との言葉に甘えて、選曲も特に意識することなく進めました。結果として、『これが僕らの道なのか』から始まり、最後のSingOut曲『上を向いて歩こう』まで、この日演奏された一曲一曲に意味があり、テーマにふさわしいコンサートが創りだせたのかなと思っています。
※昨日の出演バンドと演奏曲目ご紹介
1.赤羽フォークソング倶楽部+増量メンバー(こうもり夫妻)
①これがボクらの道なのか ②草原のマルコ ③You Can Close Your Eyes ④人力ヒコーキのバラード
2.銀猫楽団
①銀色のランナー ②ちょっとだけ恋人 ③3月11日 ④天に一番近い湖
3.座・飛楽人(ザ・トラッド)
①君眠る丘 ②Night Walk ③60歳になっても ④竹田の子守唄 ⑤永遠の絆
4.どんべえとその七味
①太陽をとれ ②おいで一緒に~山と川 ③どこにいればいいんだろう ④明日に向かって
5.全員でシングアウト
①イムジン河 ②岬めぐり ③上を向いて歩こう
(写真はサトーテックンより)
参加者の中には、このコンサートの一回目から毎年来られていて、楽しみにしてくださっている方もいらっしゃいます。その方は今年度の「まちづくり大学」のスケジュールがなかなか発表されなかったので南区役所に催促されたとおっしゃっていました。そんな温かい応援のおかげで、来年もまた、2012年10月6日(土)(予定)に実施できることになりました。参加者のみなさんの期待に応えられるよう精進したいと思います。
東日本大震災チャリティコンサート「がんばっぺ東北!」 [Music]
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今度の日曜日(10/9)はひとつ前のブログでお知らせした「昼下がりのFOLKコンサート」ですが、10月23日(日)には、上のポスターにあるように、東日本大震災チャリティコンサート「がんばっぺ東北!」というイベントに参加させていただくことになりました。
このイベントの共催者である東北被災地応援団 白金支部の皆さんは、5月から数回にわたり、宮城県牡鹿郡女川町へ復興支援活動を行っています。今回のイベントは東北復興支援を目的として、コンサートを見に来てくれた方々に募金をしていただき、今後の女川支援活動の支援物資等の資金にするとのことです。
◆東北被災地応援団 白金支部のHP⇒http://onagawa.e-ouen.jp/index.html
午前11:00にはじまり、午後6時までのコンサートには、フラダンスあり、合唱あり、楽器演奏あり、そして、日常的にライブ活動を行っているバンドやミュージシャンなども出演され、バラエティに富んだ構成になっています。被災地へのボランティアにも行っているY香さんから「どんべえとその七味」にも声を掛けていただき、二つ返事で引き受けたものの、250人も入るホールでの演奏が果たして無事にできるのだろうか、という不安は胸にしまい込んで・・・、どんべえ・WAN・末弟子の3名で30分(出演は15:30頃の予定)、心をこめて唄わせていただきたいと思っています。
コンサートの概要
【日時】10月23日(日) 11:00~18:00 (開場10:30)
【会場】高輪区民センター区民ホール
東京都港区高輪1-16-25(高輪コミュニティプラザ内)
東京メトロ「白金高輪駅」1番出口より1分
【入場料】無料(募金をお願いします)
【参加団体】(出演順)
プラマエオレ フラスタジオ(フラダンス)
三光小PTA合唱団(コーラス)
リグレッツ(海とビールを歌うバンド)
LARGO(ピアノ・エレクトーン)
ひぐりんファミリー音楽隊(ピアノ)
ハラウ カポリロア オ カヴァイ アヌヘア(フラダンス)
MAYURI HIRABAYASHI BAND(スティールパン)
どんべえとその七味(フォークソング)
BUN益田(Rock弾き語り)
Love Music Together(ユニット)
金物屋とその仲間達(バイオリン)
健康仲よしサークル(フラダンス)
【主催】尚礼会町会
【共催】東北被災地応援団白金支部
【協力】日本経済新聞社、女川町マザーズproduced by REALeYE
今年もやります「昼下がりのFOLKコンサート Season4」 [Music]
さいたま市南区に住む学生時代からの友人が運営に携わっている、「南区まちづくり大学」の中の「みなみ・サロン」という”講座”で、「昼下がりのFOLKコンサート」と名付けたコンサートを2008年から毎年行ってきました。今年は、東日本大震災や予算の見直しなどの事情で開催が危ぶまれましたが、10月9日(日)午後2時から南浦和から徒歩7分のところにある、さいたま市文化センターの多目的ホールで、晴れて4回目のコンサートを開催することになりました。
出演は、第1回以来不動の4バンドで、今年の出演順に「赤羽フォークソング倶楽部」、「銀猫楽団」、「座・飛楽人(ザ・トラッド)」、「どんべえとその七味」です。毎年、それぞれのバンドが持ち味を活かした演奏を繰り広げ、とてもアットホームなコンサートになっています。コンサートの最後に行うSingOutも楽しみの一つです。会場の多目的ホールには「みなみ・サロン」の定員50名の会員だけでなく、当日500円の参加費(お茶・お菓子付)で誰でも入場できます。秋の日曜日の昼下がりのひとときを、ご一緒に楽しみませんか。
昨年のコンサート:http://inuwan.blog.so-net.ne.jp/2010-10-10
2009年のコンサート:http://inuwan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-12
2008年のコンサート:http://inuwan.blog.so-net.ne.jp/2008-06-15
今年のチラシ
2011野反湖Field Folk Concert (Aug.20,2011) [Music]
「天に一番近い湖」、今年作られた野反湖FFのテーマソング(作詞 松崎博彦、作曲:平井宏)です。長野県と新潟県の県境に近い群馬県の山奥にある野反湖(のぞりこ)のほとりで今年も開催された野反湖フィールドフォークコンサート。今年で26回目を迎えました。この分でいくと、今年30回でフィナーレを迎えた「宵々山コンサート」をやがては追い越す(?)。
初めて参加したのは2006年でしたが、車を運転しながら走っても走ってもたどり着かず、不安になったものです。テーマソングの歌詞にあるように、「本当に何にもない」ところですが、「山と空と湖と人の優しさだけがあふれる」場所だから、5~6時間かかっても毎年行きたくなるのでしょうね。
道を間違えたり、車が故障したり、渋滞にはまったりして毎年遅刻していた汚名を挽回すべく、今年は前日に草津のペンションに泊まり、余裕で野反湖に到着していました。前日から降り続く雨は止む気配なく、コンサート会場を体育館に変更したため開演がかなり遅れましたが、焼きそばやとうもろこしを食べながら、リハーサルからコンサートを存分に楽しみました。
今年の出演者を出演順に(敬称略)
最後に・・・
ここでこの曲が聴けるとは思ってもみなかった「ロンサム・フィーリング」を動画で(途中からですが・・・)
100回記念!ナターシャ・ナイト@原宿こんとん館 (Aug.12,2011) [Music]
2003年2月3日に第1回が行われた「ナターシャナイト」が昨日第100回目を迎えました。記念の回ということで、開始時のメンバーの一人であるはやさんがこんなバッジを作ってくれました。
この日の趣向として、参加者は番号のクジをひき、107SONG BOOKの番号と同じ曲を演奏するという、とてもユニークな試みが行われました。何度も聞いて知っていても、唄ってみると難しかったり、ふだんは別の人が持ち歌にしている曲を異なる人が唄うのでまた違った味が出たり、今まで一度も唄われていなかった唄が当たったりして、とても面白く楽しいイベントになりました。
昨日唄われた曲をメモしておきましたので掲載します(演奏順)。タイトルの前の番号が107SONG BOOKにある番号、☆は、クジで当たった曲を演奏できない場合ナターシャがらみの曲でもOKということで演奏された曲です。(107SONG BOOKから、何と40曲も唄われました!)
79 街
82 涙色の星
57 おじいさんの古時計
☆ 再会
5 別れの恋唄その1
☆ 夏の雲
15 青い海のお墓
65 坂下の子守唄
49 ギャンブリン・マン
101 ほっちょせ節
1 私を待つ人がいる
90 このぶたかいもの
78 旅
81 たづるさん
21 オールド・ジョー・クラーク
3 柳の木の下に
37 夜明けを待ちながら
38 あの娘のひざまくら
41 ホーム・スイート・ホームという歌をつくったのは独身の男性だったにちがいないという歌
43 海に向って
99 ねずみの歌
61 おいで一緒に
53 よそ者のブルース
59 ランブリン・ボーイ
31 9ポンドのハンマー
75 明日になればね
☆ ソルジャーズ・ジョイ
46 船のり歌
77 春を待つ少女
☆ 母のお墓
☆ 松原第七中学校
27 天国の岸辺
14 海の嵐
102 兄妹心中
97 いじけたおとこ
35 45号列車
8 高い山に登って
12 森かげの花
44 れー子ちゃん
☆ 心の旅
20 陽のあたる道
32 デキシー・ブレイク・ダウン
9 ひとり旅
66 私の子供達へ
25 十字架に帰ろう
107 ヘイヘイヘイ
やぎたこライブ@茅ヶ崎BOTCHY BOTCHY (Jul.22,2011) [Music]
「やぎたこ」を初めて知ったのはちょうど1年前、伊豆の天城ドームで行われた「Folk Song Festival 伊豆」に出演したときです。高石ともやや六文銭、加川良、遠藤賢司など錚々たるメンバーが出演したフェスティバル、蒸し風呂のようなドーム内での熱い長時間のコンサートの中で、お2人のデュエットが清涼剤のようでとても印象に残っています。
(その時のブログ⇒http://inuwan.blog.so-net.ne.jp/2010-07-26)
その後鶴間の「菩南座」でのライブに2回ほど足を運び、やぎたこワールドのファンになっていましたが、茅ヶ崎BOTCHY BOTCHY での初ライブが実現したので期待をもって行ってきました。トラディショナルなフォークソングを、ギター、マンドリン、フィドル、バンジョー、オートハープ、アコーディオンを駆使しながら、きれいなハーモニーで聴かせる2人の演奏には、このライブスペースがとても合っているような気がしました。20時半過ぎに始まったライブ、休みなしで2時間弱、たっぷりとやぎたこワールドを堪能してきました。
やぎたこ in BOTCHY をお楽しみください。
茅ヶ崎在住のオートハーピスト クマさんを加えて
最後の宵々山コンサート@円山公園音楽堂 (Jul.10,2011) [Music]
京都の夏の風物詩といえば祇園祭、というのは誰もが思い浮かべる行事であるが、僕にとっては大学に入学する前年の1973年にはじまった「宵々山コンサート」こそが暑い夏を象徴するイベントだった。その「宵々山コンサート」がついに第30回をもって「これにて締め!」となった。途中中断の年も含めると足掛け38年の歴史に幕が下ろされた。パンフレットにある出演者の名前から記憶をたどってみると、僕がこのコンサートに足を運んだのは30回のうちの半分15回にわたる。大学に入った翌年からは6年連続、会社に勤めだしてからは飛び飛びに、そして2004年の第24回からは毎回参加したことになる。
今回の最後の宵々山コンサート、円山公園野外音楽堂が人人人で埋めつくされた。初期のコンサートはまさにこんな感じで、いい席をとるために一週間も前から並ぶ人がいたというくらいだ。最近の数回は後部のほうに空席がめだっていただけに、こんなに人がいっぱいの音楽堂を眺めてなんだかとても嬉しかった。閉店に追い込まれたデパートが閉店前の数日間お客が詰めかけ、いつもこんなにお客さんが入っていたら閉店しなくても・・・と思うことがよくあるが、この「宵々山」の終わりは、コンサートをつくりあげてきた出演者・運営スタッフの高齢化、健康上の理由によるものが大きいから、2年前の「中締め」でいったん閉めたお店をファンの声でもう一度開けさせたようなものだった。でも最後にふさわしく7月2日の京都駅前広場でのオープニングコンサートを皮切りに、京都各地で一週間にわたるプログラムが組まれ、「ありがとう円山公園」としてこの日のコンサートにつながる、華々しい終わり方だった。
中川五郎をトップバッターに始まったコンサートは、高石ともや、道上洋三、国本武春、なぎら健壱、笠木透などが次々登場し盛り上がる中、後半にいくつものサプライズが用意されていた。
まずは出演者の中に名前がなかった北山修。「自切俳人とヒューマンズー」として第5回から5年連続出演したあの頃のハチャメチャなステージが僕にとっては宵々山のシンボルだった。『あの素晴らしい愛をもう一度』を、加藤和彦が嫌いだったという仰々しい終わり方で大合唱したあとに、ともやさんが一人で唄いだし、少し間をおいて登場したのが城田じゅんじ。このサプライズに会場はどよめき、割れんばかりの拍手で彼を迎えた。『フォギーマウンテン・ブレイクダウン』を弾き終わったとき音楽堂が揺れたように思えた。マンドリンで金海たかひろが加わり、『私を待つ人がいる』が演奏されたとき、このコンサートが始まった73年に出演した最初のナターシャ・セブンが、最後の「宵々山」で一瞬とはいえ復活を遂げることなど誰が想像できただろう。
八坂神社のおけら火をもらいに行ったのは有森裕子、火入れ式のバックでアカペラを披露したのが中島啓江、ろうそくの火が会場を埋めてフィナーレ、出演者紹介。最後のサプライズが桂米朝師匠の登場だった。
楽しいときはいつでも 過ぎてゆくもの
やさしい時代が遠ざかる もう泣かないで
今、この唄をしみじみと感じている。ありがとう円山音楽堂、ありがとう永六輔さん、ありがとう高石ともやさん。そして、ありがとう仲間たち。・・・・ また新たな始まりです!