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「借りぐらしのアリエッティ」 [CINEMA]

アリエッティ1.jpg

 
 最近の宮崎アニメでは途中で眠くなってしまうこともありましたが、この映画はとても夢のあるファンタジーに仕上がっていて、ワクワクしながら観ていました。最後は、もう終わってしまうのかと思ったくらい、アリエッティ一家のこれからの生活に興味が尽きませんでした。
 
 どんなお話なのかというと・・・今回は監督は若手(米林宏昌)に任せ、企画・脚本を担当した宮崎駿の「企画書」から引用してしまいます。

い家の台所の下にくらす小人の一家。アリエッティは14歳の少女、そして両親。
くらしに必要なものはすべて床の上の人間から借りて来る「借りぐらし」の小人たち。
魔法が使えるわけでもなく、妖精でもない。
・・・・・・・・・・・・
物語は、小人たちのくらしからアリエッティと人間の少年の出会い、交流と別れ。
そして、酷薄な人間のひきおこす嵐をのがれて、小人たちが野に出ていくまでを描く。
混沌として不安な時代を生きる人々へこの作品が慰めと励ましをもたらすことを願って・・・・・。

 なるほど、この映画には色々なことが詰まっているなあ。家族というものの大切さ、人間の目からみたらちっぽけないのちでも生きていくためのけなげな営み、自分にとって異質なものにたいする姿勢、奪い取るのでなく借りて来るという考え方、・・・
 
 夏休みの映画館を埋めた女の子たち(アリエッティよりは年下の子がほとんどだと思うが)は、どんなことを感じたんだろう。まずは家に帰ってから、床下やベランダの植物の葉っぱの陰を覗きこんだんじゃないかな。もしかしたら、目に見えないアリエッティたちと一緒に暮らしているのかも知れない、なんて考えたらワクワクしますよね。

 映画を観終わって、ららぽーと横浜の中をブラブラしていたら、あるお店にさっそく、アリエッティが「借り」に行く時に背負っていたバッグが売られていました。もちろん角砂糖は入っていないと思うけど(笑)


2010年7月29日
TOHOシネマズららぽーと横浜


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コメント 2

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茜丸

ほんと、良かったですよね。
若い米林監督は、おそらくジブリアニメに感動して
門をたたいたのでしょう。
だから、ジブリの原点が、このアニメにあると思います。
できれば宮崎駿の「シュナの旅」を、
この若い監督にアニメ化してほしいなぁと思ったのでした。
by 茜丸 (2010-07-31 19:43) 

WAN

>茜丸さん

映画のHPを見ると、今回の監督にジブリで一番上手いアニメーターを抜擢したそうです。絵や色彩がとてもきれいだったのも印象に残ります。
8月10日にNHKで放送される「ジブリ 創作のヒミツ」は見逃せませんね。
http://cgi4.nhk.or.jp/feature/index.cgi?p=RxZkIRCi&c=1
by WAN (2010-07-31 22:26) 

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