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「ふたたび SWING ME AGAIN」 [CINEMA]

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「人生でやり残したこと、ありませんか?」

 こんなキャッチコピーをポスターに掲げるこの映画は、ハンセン病で長い間施設に隔離され、息子の家族にもその存在を隠されていたお爺ちゃん(財津一郎)が、昔のジャズバンドのメンバーを訪ね歩き、若い時に幻に終わったライブをついに実現するというストーリーです。

 差別と偏見にさらされ続けてきたハンセン病という重いテーマを描きながらも、全体として明るい印象を残すのは、無心に爺ちゃんに向き合う孫(鈴木亮平)や看護師(MINJI)らとの心温まる交流や、かつて夢を諦めた老人たちが音楽でふたたび活力をよみがえらせる過程が正攻法で描かれているからでしょう。藤村俊二、佐川満男、犬塚弘が演じるバンドメンバーの今の顔が輝いています。また友情出演している渡辺貞夫の演奏はJAZZの魅力を十分に伝えてくれます。

2010年12月2日

TOHOシネマズららぽーと横浜

 

 さて、前回のブログで1113日に父が退院したことを書きましたが、その後容態が急変して16日の夜に緊急入院。20日の午前025分に還らぬ人となりました。9月以降2度の入退院を繰り返し、3度目の今回も、しばらく入院したら元気を回復するものと思っていましたが、急速な体力の衰えはどうしようもなく、ふたたび実家の書斎に戻ることはできませんでした。来年3月に90歳を迎えることを楽しみにし、この12月に予定している母の17回忌は何としても自分がやり遂げるんだという強い気持ちを最期まで持ち続けて頑張ってきましたが、いずれも叶わないままでの旅立ちでした。

 11月24、25日に通夜、葬儀を近親者にて執り行い、12月18日の母の17回忌の日には母の眠るお墓に眠らせてあげる予定です。


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コメント 2

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はや

この度はまことにご愁傷様でした。謹んでお悔やみ申し上げます。

ブログを読んだ時、WANさんの唄う「感謝」が聴こえてきたような気がしました。
by はや (2010-12-06 00:40) 

WAN

>はやさん

ありがとうございます。

今週の金曜日は「感謝」を唄いたい気分です。
by WAN (2010-12-06 09:37) 

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