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旧古河庭園 (Feb.10,2011) [Diary]

 毎週木曜日午後10時からNHK総合で放送されている「ブラタモリ」は、タモリとNHKの久保田由佳アナウンサーが2人で東京の街を歩く番組ですが、地形や歴史にフォーカスしているところが面白く、そして勉強になります。昨日放送された「赤坂(完全版)」では、以前勤めていた会社のとなりのビルにある薬局が出てきたりして懐かしい思いで見ていました。
 
 旧古河庭園に行ってみたいと思ったのも、1月の「池袋・巣鴨」の放送の中でこの庭園が紹介されたからです。京浜東北線・上中里駅で下車、徒歩7~8分の場所にある約3万平方メートルの広さをもつこの庭園は、番組の中で、台地の斜面と低地という地形を利用した洋と和が見事に調和した庭園であると語られていました。その言葉通り、和の日本庭園は、京都の庭師が作庭、池を中心に高低差を活かした設計で、優雅で美しい庭園でした。洋風庭園は、今の時期は寂しいですが、春と秋には大輪のバラが花を咲かせるそうで、さぞや綺麗だろうと想像できます。
 北側の小高い丘に建つ洋館は、旧古河財閥の古河虎之助氏の住いとして大正6年(1917年)に建てられた、延べ床面積414坪という大きな邸宅。あらかじめ往復ハガキで見学の予約をしておいたので本邸の内部をガイドの説明を聞きながら約1時間見学することができました。こちらの建物にも和洋の調和が施されており、2階にあがるとホールからはすべて洋室としか見えないのに、ドアを開けると畳の和室がいくつもあるなど、とても興味深く見学することができました。この洋館と洋風庭園の設計者は、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸などを手がけた英国人建築家ジョサイア・コンドル氏で、彼の晩年の代表作だそうです。
 花の咲く季節にまた訪れてみたいと思いながら庭園をあとにしました。


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