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ボランティアバス_宮城便 (May.20-21,2011) [Diary]

 「神奈川災害ボランティアネットワーク」の、夜行日帰り被災地支援ボランティア活動に参加し、宮城県東松島市に行ってきました。夜行日帰りの文字通り、夜の7時半に横浜をバスで出発し、翌日現地でボランティア活動、午後の3時半には現地を出発、午後10時過ぎに横浜に帰着の強行軍。現地での作業は休憩除くと実質4時間ぐらいしかできませんでしたが、それでも行っただけの成果はあったと思います。
 
 参加したボランティア37名は、大学生から60代まで幅広い年齢層で、女性も半数近く占めていました。現地に着いたら雨で、一時は待機、そのまま作業なしで戻るはめになることも心配されましたが、運よく晴れて暑くなりました。4班に分かれて作業箇所を分担、私の加わった班では、3月11日の津波で建物は流されなかったものの、海の水に浸かってしまいそのまま2ヶ月間手つかずで残されていた駐車場や倉庫から泥を掻きだす作業を行いました。スコップで泥をすくい土のう袋に入れる作業、これが日ごろの運動不足の身にはつらい。すぐに汗だくになるし、腰は悲鳴をあげるしで、適宜役割を分担しながら作業を進めていきました。特に倉庫にたまった泥はドロドロのヘドロで、大人数での人海戦術がなかったらとても掻きだせなかったでしょう。一人ひとりの力は小さいかもしれないけれど、みんなの力を合わせれば不可能も可能になるんだということを今さらのように実感し、感動しました。
 
 東松島市では、1033人が死亡、約320人が行方不明、約2430人が避難生活、住宅約4740棟全壊(5月21日現在、警察庁まとめ)という地域で、今回行った場所は仙石線陸前赤井駅(現在不通)の近く、テレビでよく見たような一面ががれきの山という風景ではありませんが、いたるところに地震と津波の爪あとが見られました。住居は残っていても、泥が掻きだせないままになっているところがまだたくさんあるようです。昨日だけでも、滋賀県、岐阜県からの大型バスを含め、たくさんのボランティアが現地に入って活動を行っていました。

 「神奈川災害ボランティアネットワーク」(⇒http://ksvn.jp/)では5月から6月にかけて8回に分けてボランティアバスを運行、すでに募集は締切られていますが、その後もさまざまな形での支援活動を行っていくとのことです。機会をみてまた参加したいと思います。
 なお今回のボランティアの模様は上のサイトに速報として掲載されています。
 http://ksvn.jp/news3326.html


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ヘドロを掻きだした倉庫 

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安達太良SA(福島県本宮市)にて


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コメント 10

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トドコフ

ボランティア活動、大変ご苦労様でした。
メディアに出ている部分はほんの一握りで
まだまだ沢山の被災現場があるのだと思います。
私も機会があれば参加したいなどと考えますが
中々行動に移すことが出来ません。
WANさんの行動力に脱帽です。
ご苦労様でした!
by トドコフ (2011-05-23 08:36) 

茜丸

お疲れさまでした。
人海戦術でしか出来ないことがある、という言葉が心に残りました。
まさに「一人一人の力は小さくとも」ですね。
by 茜丸 (2011-05-23 09:03) 

WAN

>トドコフさん

ありがとうございます。
微力ですが、今自分にできることの一つとして参加しました。バスの中での自己紹介でも初参加の人が多く、みんな同じように考えているんだなと思い、意を強くしました。一回限りでなく続けていくことが大事だと思っています。

>茜丸さん

たぶん少人数だったらあきらめてしまうようなことも、多くの人の力を集めることで可能になる。そこにこそ参加した意味があると思っています。被災された方々があきらめてしまわないよう支援を続けていかなければと感じています。
by WAN (2011-05-23 10:58) 

大魔王

 エライなぁ!。脱帽です。

-大魔王-
by 大魔王 (2011-05-23 16:08) 

WAN

>大魔王さん

脱帽はいけません。帽子またはヘルメットは必ず着用です(笑)。それに防塵マスクにゴム手袋、長靴が標準スタイルです。一度参加してみませんか?

by WAN (2011-05-23 20:10) 

マスターR

ご苦労様!人生一回!やりたいことをやりたいようにやろうぜ!

俺はWANみたいにできない現実があるけどさあ~、大阪でがなってるよ!

ちいちゃくてもさあ~。時間が許す限り、支援したってやあ~、(お願い)
by マスターR (2011-05-27 18:45) 

あんず

WAN さん

お久しぶりです。
そして、ボランティアお疲れ様でした。
わたしのお隣席の男性社員(Y川さん)も、GWは被災地のボランティアに参加していたそうです。

基本的に自分の面倒は自分でみる、というスタンスで寝袋を持ち、テントを持ち、仲間と一緒に行ったとの事でした。
実際に見る被災地は、大変なものだったと話していました。

WANさんも、夜行日帰りで行っていらしたのですね?
WANさんのおっしゃる通り、支援はこれから先ずっと継続していかなければいけませんので、みんな、それぞれに「出来ること」を「出来る時」にやって、支援をして行きましょう。

次回は、ギターを持参されて、歌声でも被災地の方達に元気をあげてください♪フォークソングは被災地のみなさんの心に染み透ると思います。
by あんず (2011-05-27 22:19) 

WAN

>マスターRさん

大阪のほうでがなっている声聞こえてるよ。
各人が自分のできる範囲のことを、やり続けていくことが大事ですよね!
お互いがんばりましょう!

>あんずさん

誰もが現地に行って支援できるわけではないのだから、せめて被災地の方々の思いを感じること。これを忘れてはいけないと思います。そして「出来ること」を「出来る時」に、ですね。
来週も行ってきます。ギターではなくスコップを持ってお手伝いしてきます。

by WAN (2011-05-27 22:58) 

いとう

先日はお疲れ様でした。
ボランティアバスでWAN様のお隣に座らせて頂いた者です。
次の日は足腰腕パンパンでした(笑)
私もニーズがある限り、協力したと思っております。来月の岩手行きに応募しましたが、まだ連絡ありません.....。相変わらず応募者殺到しているのかもしれませんね.

by いとう (2011-05-29 19:09) 

WAN

>いとうさん

コメントいただきありがとうございます。
先日のボランティアお疲れさまでした。
私もさすがに腰にきましたが、それでもやり残した感は残り、6月3日~5日の岩手行きバスにも応募しました。応募フォームから送信して受付メールが返ってきましたから登録されていると思います(ちなみに今は募集終了になっています)。またご一緒できるかもしれませんね。よろしくお願いします。
by WAN (2011-05-29 23:00) 

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